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コラム・筆は一本也

「表裏のない心」

もてなしの語源は「ものを持って成し遂げる」の意味らしい。お客さまに応対する「扱い」「待遇」の意とも。もう一つの語源は「表裏なし」。つまり表裏のない心でお客さまをお迎えすることと言う。広辞苑によると、「とりなし」「とりつくろい」「たしなみ」「ふるまい」「挙動」「態度」「取り扱い」「あしらい」「待遇」「馳走」「饗応」と続く。他人宅を訪れ、帰り際に「何のおもてなしもできず、失礼しました」と、言葉を掛けられた人もいるのではないだろうか。
 
▼「おもてなし」とは、「もてなし」に丁寧語の「お」をつけた言葉だが、思わぬところから昨年の流行語となった。東京五輪招致のプレゼンテーションで「お・も・て・な・し」と、優しい言葉が受けたようだ。まずは6年後の東京オリンピックへ向け、国を挙げて選手や観光客を接待しようという狙いだが、日本の家々ではとうの昔からおもてなしという精神があったようだ。なんで今さらと、一言居士な人もいるのではないだろうか。
 
▼だいたい日本では、どこの店に入っても店主や従業員が笑顔で迎えてくれる。それに買わずとも、感謝の気持ちで見送ってくれる。逆に公共の団体やマスコミなどで「おもてなし」の徹底が強調されると、わが国の事情に疎い外国の旅行業界関係者は「本当はサービスが悪いからでは…」と勘違いする向きもあるのではないだろうか。ともかく、政府の音頭取りもあり、昨年に日本を訪れた外国人観光客は1千万人を突破、オリンピックまでには2千万人をと、鼻息は荒くなるばかり。
 
▼来年は、福島県の復興を観光で支援する「福島ディスティネーションキャンペーン(DC)」が繰り広げられる。DCは4月~6月にかけて、JRグループ6社と福島県が協力し全国からふくしまに来てもらう一大観光キャンペーンだ。ある通販大手が東京に福島の物産品の専門店をオープンさせ、風評の払拭にひと役買っているが、それでも福島産品は相変わらず低調だ。そんな折、旅行業界にもぜひ全面的な協力をいただければと思う。【千客万来】
             (2014・1・9)

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