軍隊記念日

　8月15日がポーランド軍隊記念日になった理由は、歴史に関連しています。

　複雑ですので、一番大事なことだけ書かせていただきます。
　ポーランドは、第一次世界大戦が終わってから第二次世界大戦が始まるまでの間に、あまり知られてない戦争がありました。第一次世界大戦後、ポーランドが独立して（123年間は分割されていました）、やっと平和になるとポーランド人は望んでいました。
　しかし、1919年2月14日に「ポーランド・ソビエト戦争」【又は「ポーランド・ボルシェビキ戦争」とも呼ばれます】が始まり、1921年3月18日に終わりました。
　レーニンがソビエト連邦共産党の会議中、次のように言いました。
　「ワルシャワの近辺に現代の帝国主義のセンターがある」と断定したのです。
しかし帝国主義のセンターはなかったです。レーニンの思い込みだけでした。
　多くのポーランド人はただ母国が社会主義や共産主義になってほしくなかったのです。それに対して戦いたかったのです。
　
　戦争中、「ワルシャワの戦い」が最大事でした。
　1920年8月13日～25日に、ワルシャワ市やその周辺のヴィスワ川が流れている地域で行われました。ポーランド軍が勝ちました。その勝利が「ヴィスワ川の奇跡」と呼ばれています。
　「ポーランド・ソビエト戦争」後、ポーランドは社会主義や共産主義にならなかったですが、第二次世界大戦後、結局そういうふうになりました。二度とその時代に戻りませんように。
　
　8月15日は「聖母の被昇天の日」にもなっています。そのために、各教会で立派なミサが行われます。

　皆様、暑い日々が続いていますので、ご身体にお気をつけて下さい。

（2013/08/26）