福島県中小企業家同友会郡山地区は8月27日、郡山市の品川萬里市長を囲んだパネル討論会を開いた。
　品川市長は今年4月の市長選で初当選。新しい郡山市の創造に向けて意欲ある市政を展開。これからの方向性であるSNS（ソーシャル・ネットワークング・サービス）などにも積極的に取り組んでいる。　　　　　　　　　　　　　討論会には、郡山商工会議所事務局長の栁沼正晃さん、郡山農業青年会議所顧問の鈴木光一さん、中小企業家同友会郡山地区会長の赤塚英夫さんの3人が復興を加速させための新しい郡山を創るための提言をした。
　品川市長は公約にも掲げた「ご当地ナンバー・郡山」の実現、ゆるキャラ甲子園５位入賞を報告した後、「郡山ブランド」への思いのたけを述べた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　市民生活の条件として、子どもがひとり歩きできる安全なまち、それにお年寄りが大往生できるまち、起業がたやすいまちを目指したいと、心情を話した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豊かな表土が最大の資源であることを踏まえ、よい中小企業が増えるまちづくりを目指すことが産業政策の原点であるとも強調した。その上で「郡山が元気で活力ある姿を発信し続けることが大事。訪れた人たちに気持ちよく過ごしてもらう努力、ウェルカム郡山の気持ちを持って接してもらいたい」とした。
　具体的な目標として、猪苗代湖を宝の湖に生かす郡山、コンベンションシティーとして1万席の会場、1万室の宿泊施設を兼ねそろえた郡山、新幹線「はやて」が停車するような郡山の3つのキーワードを提起した。
　会場には約300人が集まり、品川市長の構想に聞き入った。