24回目の発表会だが、これまでの弁論形式を改め、気軽に生活体験などを話してもらおうと内容を刷新して開催した。

発表会には県内在住の外国人（アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、ルワンダ）12人が参加。母国との生活習慣の違いや共通点などを紹介した。インドネシアの女性は「母国と日本は食生活が似通っているところがある。国柄を知るには市場に出掛ければよい。それと、あいさつの仕方は日本のほうがいいね」などとユーモアも交えて話した。ルワンダの女性は大震災と原発事故に触れ、母国で日本を支援する運動を展開したことを報告。また、福島を応援するため、英語、フランス語、ルワンダ語などで書き込んだフラッグを会場に寄せた。

交流会は民族楽器の演奏、踊りも披露され、参加者はアットホームな雰囲気の中で交流を深めた。

今年は震災などで一時は開催が危ぶまれたが、例年を上回る約120人が参加した。主催者の佐久間隆博・市国際交流協会事務局長があいさつ、講評者の伊藤和・同運営委員が紹介された。伊藤さんは最後に講評で「みなさん全員の発表に感心させられた。今年は震災で絆という言葉が話題になったが、このように心を結んで頑張って前へ進んでいくことが大切」と述べた。
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郡山市国際交流協会によると、同市内の外国人登録者数は2011年2月末現在、39カ国で1878人（男性708人、女性1170人）。最も多い国は中国の865人、次いで韓国413人、フィリピン194人、朝鮮129人、米国53人などとなっている。
　会員数は個人が295人、法人が98社。年会費は個人会員が一口3千円円、法人会員が一口１万円。会員申し込みなどの問い合わせは、郡山市国際交流協会事務局（電話024-924-3711）へ。