郡山市の西部学習スポーツセンター（前林貞夫センター長）は6月15、16の両日、小学3、4年生を対象にした「宿泊体験教室～びっくりエネルギーであそぼう!!」を開いた。
　今回は大震災、原発事故などで福島県のエネルギー情勢が大きく変化したことを踏まえ、電気とエネルギーを考える教室として開いた。64人が参加した。併せて、子どもたちが屋外での運動不足から肥満傾向にあるため、屋内スポーツ・レクリエーション体験を実施した。
　エネルギー体験は、いろいろな発電実験と電気やエネルギーに関する知識クイズなどを織り交ぜて行った。スポーツドリンクや脱臭剤の材料を使った発電、ペルチェ素子を使った氷とお湯による発電、さらに子どもたち自身が発電エネルギーの一部となる人間発電の実験も。
　子どもたちは、目の前で次々に起こる不思議な発電実験を興味深く学んだ。
　また、バランス感覚を養う運動や目を閉じて合図にあわせて体を動かす体操、下半身の強化を狙ったおんぶ競争などのレクリエーションにも取り組み、日ごろの運動不足を解消した。
　講師は西部学習スポーツセンターの佐藤成海さん、若林久美子さんが務めた。郡山市青少年会館ボランティアの八代美咲さん、高橋華菜恵さんが運営に協力した。