こんにちは！　お元気でいらっしゃいますか。
 
　皆様、2月22日はショパンの誕生日です。 （FRYDERYK　FRANCISZEK　CHOPIN　フリデリク・フランチシェク・ショペン：ポーランド語表記）　ポーランドの最有名人ですよね。お母さんがポーランド人で、お父さんがフランス人でした。ショパン生家はワルシャワから54キロ離れているところにあります。小さい村で、人口は・・・びっくりなさるでしょうが、65人ぐらいで、ショパンのおかげで有名な場所になりました。Zelazowa Wolaジェラゾヴァ・ヴォラといいます。
　誕生日ですが、いろいろな説があり、3月1日に生まれたとも思われています。洗礼証明書によると2月22日だそうですが、ショパンのお母様の話では3月1日だったそうです。母親だから、一番よくわかるはずでしょう。しかし、昔はカレンダーって誰でも持っていたというわけではありません。違う説もあり、もしかしてショパンが生まれたのは、1810年ではなく、1808年2月29日でしたかもしれません。ショパンの一番親しい友達が1808年生まれの人だったので、ある書類を読むと、1808年だったのじゃないのかとショパン専門家が推測してます。
　当時は、子どもが誕生しても、直ぐには報告しなくても問題にならなかったのです。しかし2年間経ちまして、何とかしなければならなかったので、子どものことを登録しました。ただし、2月29日ですと、誕生日が毎年は祝えませんし、ちょっと迷信の日付ですので、一週間引いて、22日になったというふうに思われています。
 
　洗礼を受けましたのは1810年月23日でした。生家から10キロの距離にある田舎の教会ですが、16世紀半ばごろにゴシック様式で造られた立派な建物です。本当を言いますと、ショパンは、生家には7ヶ月しか住んでいませんでした。同年の10月のはじめに家族でワルシャワへ移っていきました。ワルシャワでは3箇所に住んでいました。
　4歳のときにピアノの勉強をはじめたのです。7歳のときにはじめての曲を作り、ポロネーズでした。子供の頃から有名人になっていました。　ワルシャワには20歳まで住んでいました。その後、パリに移り、住み着きました。
 
　ショパンの人生を語るとすごく長くなりますので、一番大事なことを書きます。
 
　パリでも、ワルシャワみたいに数箇所に住んでいました。最後のアパートはヴァン・ドーム広場12番地で、そこで1849年10月17日、夜中の2時ごろ亡くなりました。今は建物の壁に記念碑がつけてあります。わずか39歳でした。死亡の原因は結核だったそうですが違う病気にもかかっていたそうです。私はショパン生誕200年のため、いろいろ研究しましたが、嚢（のう）胞性線維症で亡くなったかもしれないという説もあります。ただし、それだったら、当時39歳まで生きていられないでしょう。そうするとやっぱり結核だと思われます。ショパンについては、はっきりしてないことがいくつかありますが、ポーランドの一番有名な人であるのは確かです。
 
　ショパンには好きな女性が3人いました。フランスにいたときはジョルジュ・サンドと9年間付き合っていました。結局別れてしまいました。ジョルジュ・サンドのことですが、彼女はポーランドの王に選ばれた人の玄孫でした（注1）。　
　5年ごとにショパン国際ピアノコンクールがワルシャワで行われます。日本人のピアニストもいっぱい出ます。2015年にも開催されますので、ご都合のいい方はいらしてみてくださいませ。