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コラム・筆は一本也

「風評に泣かされる観光業」

東京電力福島第一原発の爆発事故以降、放射能の風評被害により打撃をこうむっている本県の観光業だが、これをバネに観光客誘致に一丸で取り組む自治体が増えてきた。とりわけ、比較的放射線量の低い会津地方の中心地・会津若松市では、修学旅行の誘致に総力を挙げ、徐々に成果を上げつつある。一方で観光客の誘致には、県の後押しも欠かせない。そのため県は新年度当初予算案に約8000万円を計上、誘致活動を全面支援している。
 
▼県観光交流課によると、修学旅行などの入り込み数は2009年度が約70万人、10年度は67万人と推移してきたが、13年度は震災・原発事故の影響で約13万人に激減。旅館、ホテルなどの経営を圧迫し、廃業にもつながった。観光客の入り込み数では全体の約2割を占めていた東京都だが、実に件数で88%、人数で91%減と、落ち込みの大きな要因となった。
 
▼会津をはじめ、いわき、県南地方の各市町村の空間線量は徐々に低下し、除染作業も加わって「安全な福島」を取り戻しつつある。しかし、他方で県内地場産業の多くが依然、風評被害に泣かされ続けている。根拠のない風評はなかなか収まりにくく、それだけに厄介者である。フクシマの風評を完全に払しょくするには、県内すべての原発の廃炉しかない。それには40年、50年と気の遠くなるような話だが…。
 
▼国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが昨年、脱原発こそ企業の「社会的責任」として、原発に依存しない社会への貢献を求める書簡を日本経済団体連合会(経団連)の米倉弘昌会長あてに送付した。原発停止で産業界全体が一様に不利益をこうむるかのような経済団体のトップの振る舞いに自省を求めたものだが、自省は同じく原発容認の政治家にも求められる。【天下泰平】
                     (2013・2・24)
 

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